中空インプラントについて_ハイドロキシアパタイト・コーティング・インプラントは反主流なのに日本では必須な理由 - モチベーションアップ、動機付けスピーカー原田幹夫 Motivational Speaker

こんにちは

即時無痛インプラント協会代表引き寄せ歯医者の原田です。

この週末は都内でセミナーでした。
土曜は医院のブランディングに関するセミナーで
講師はメディア関係の方です。
　歯科の技術系のセミナーでもセミナー後に懇親会があることがあるのですが、
このブランディング・セミナーも毎回研修後に懇親会があります。
実は、この懇親会自体がセミナー本体同様に重要なことがあります。

以前、他の出版に関するセミナー後の懇親会で千葉に帰る電車が少なくなるので
帰ろうとしたところセミナーの主催者からお叱りを受けました。
その意味がわかりました。
セミナー以上に懇親会が大事なことがわかったのです。
それで今回は土日と都内のセミナーだったので千葉から通えないこともないのですが、
土曜の夜は都内のビジネスホテルに泊まりました。

海外からの観光客が増えている昨今、駅から徒歩圏のところはホテル宿泊費は値上がりしていますが、駅からあと７分余分に歩くと同じ料金でもっと広い部屋のホテルに泊まれることもわかりました。

.....................................

昨日の続きです。

インプラントの表面にアゴの骨の成分であるハイドロキシアパタイトをコーティングしてあるインプラントは反主流と書きました。

なぜアゴの骨の成分をインプラントの表面にコーティングするかというと
それはインプラントとアゴの骨の付きを良くするためです。

しかし、ハイドロキシアパタイト・コーティング・インプラント（ＨＡインプラント）は反主流とも書きました。
誤解のないように補足させていただきます。
反主流＝悪　ではありません。

本当は長くて太いインプラントのほうがアゴの骨と付く部分の表面積が大きく、インプラントの成功率は上がるはずです。
しかし、例えば身長１５０センチくらいの小柄な７０歳の女性を思い浮かべて下さい。
顔が小さくアゴも細いので、標準的な大きさのインプラントと言われている直径４ミリ、長さ１０ミリのインプラントすら入れられないことがあります。
つまり、８ミリの短いインプラントを入れたり、直径３，５ミリの細いインプラントを入れざるを得ないのです。
こうなるとインプラントとアゴの骨の付く部分の面積が減るので、成功率を上げるためにインプラントの表面にアパタイトをコーティングするのです。

それなら「主流」と言われるチタン製のインプラントはどうかというと、別の意味で反主流のものが出て来ています。
それは表面積を増やすため中空タイプと言ってチタン製のインプラントの内部をくりぬいたタイプのものです。
しかし、これは実は１９９０年代に経過不良でほぼ消滅したものです。
その当時のことを知らない技術者が作ったのか経緯は不明ですが、
理屈の上では、インプラントとアゴの骨とが接触する面積を多くしてあるのでインプラントの成績は上がることになります。
しかし、理屈通りに行かないのが臨床のむずかしさです。
　実はこのインプラントは海外でしか認可が取れていません。
また、あえてこのインプラントをやろうとする方が今後日本で出てくることは考えにくいのですが,恐らく５年後には市場から消えているのではないかと見ています。